1: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:07:43 ID:dVk
彡(゚)(゚)「一日中暇やから硯に向かって浮かんだことをぐちゃぐちゃ書いてたら、
なんかハイになってきたで」

序段
つれづれなるままに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
image



2: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:12:05 ID:dVk
彡(゚)(゚)「有名な古典作品、吉田兼好『徒然草』をやきう民が現代語訳してくで」
(´・ω・`)「200段以上あるけど全部やるの?」
彡(゚)(゚)「さすがに全部はキツいからワイが面白いと思った部分だけ適当に抜粋や。
気になった人がいたらよんんでみてほしいちゅうことやな」

3: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:12:43 ID:LpZ
ええなこれ

4: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:13:11 ID:YFB
見とるで

5: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:13:41 ID:RRv
期待

8: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:15:48 ID:dVk
彡(゚)(゚)「サンキューやで。書き溜めてないんで遅いけど勘弁な。
あと、長いのは分割して載せるかもしれんけど、ちゃんと訳と原文は載せるつもりや」

9: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:23:17 ID:dVk
彡(゚)(゚)「やっぱり生まれたからにはこうなりたいってものはたくさんあるもんやな。
本当は天皇に慣れれば一番やけどさすがにそれは恐れ多いで。天皇は家系からしてワイらとは違うからな。
摂政・関白くらいがワイらの理想や。
一般人でも舎人(とねり)までいったら、あとは落ちぶれても孫の代まで自慢もんやで。
それ以下やと自慢するのも恥ずかしいことやな。

逆に一番羨ましくないのは坊さんや。清少納言もボロクソ書いとったな。
僧侶の中でのしあがってもすごく思えん。
第一名誉を求めんのが坊さんとしておかしくないか?ホンマの世捨て人ならかっちょええかもしらんけどな」

(´・ω・`)「とねりって何?」
彡(゚)(゚)「朝廷を警護してた人やな。摂政関白は天皇の政治を助ける係で、天皇の血筋以外のモンでもなれる最高ランクや」

10: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:24:32 ID:YFB
おもろいな

11: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:26:00 ID:w40
日暮里から電車で一本のとこやろ

12: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:33:16 ID:dVk
彡(゚)(゚)「つづきやで」
彡(゚)(゚)「あとはあれやな。顔がいい方がいいとも思われがちやけど、コミュ力があって多少の愛嬌があっていらんことべらべら喋らん奴のが、
いっしょにいて飽きんもんや。逆にイケメンや美女でも性格が悪いのがわかるとがっかりやな
顔や血筋は変えられんけど、性格やアタマならある程度努力で何とかなるもんやで
カオや性格がよくても教養がないと、自分よりけったいな不細工に論破されたりしてホンマ腹立つで
ホンマに理想的なのは学があって、漢詩・和歌・雅楽ができて、朝廷の制度や慣習なんかがわかってるのが一番やな
あとは男なら字が上手いのと歌がうまいのもポイントや。
酒も飲めた方がええやろ」

(´・ω・`)「でもやっぱ※ってこともあるよねえ」
彡(゚)(゚)「言うやないか……。まあ平安貴族はそもそも顔は見せないから、文通とかのとき教養アピが重要やったんやで。
顔だけ性格だけより、コミュ力を頭の回転の速さが大事ってのは今のリア充にも通じるかもな」

13: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:34:45 ID:YFB
変わらんな昔も今も

14: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:41:48 ID:dVk
1段
いでや、この世に生まれては、願はしかるべき事多かんめれ。
御門(みかど)の御位(おんくらい)は、いともかしこし。
竹の園生(そのふ)の、末葉まで人間の種ならぬぞ、やんごとなき。
一の人の御有様(おおんありさま)はさらなり、ただ人も、
舎人(とねり)など賜はるきはは、ゆゆしと見ゆ。
その子・うまごまでは、はふれにたれど、なほなまめかし。
それより下つ方(しもつかた)は、ほどにつけつつ、時にあひ、したり顔なるも、みづからはいみじと思ふらめど、いとくちをし。
法師ばかりうらやましからぬものはあらじ。『人には木の端のやうに思はるるよ』と清少納言が書けるも、げにさることぞかし。
勢(いきほひ)まうに、ののしりたるにつけて、いみじとは見えず、増賀聖(そうがひじり)の言いけんやうに、名聞(みょうもん)ぐるしく、仏の御教(みおしえ)にたがふらんとぞ覚ゆる。
ひたふるの世捨人は、なかなかあらまほしきかたもありなん。

人は、かたち・ありさまのすぐれたらんこそ、あらまほしかるべけれ、物うち言ひたる、聞きにくからず、愛敬(あいぎょう)ありて、言葉多からぬこそ、飽かず向かはまほしけれ。
めでたしと見る人の、心劣り(こころおとり)せらるる本性見えんこそ、口をしかるべけれ。
しな・かたちこそ生れつきたらめ、心は、などか、賢きより賢きにも、移さば移らざらん
かたち・心ざまよき人も、才(ざえ)なく成りぬれば、品下り、顔憎さげなる人にも立ちまじりて、かけずけおさるるこそ、本意(ほい)なきわざなれ。
ありたき事は、まことしき文の道、作文・和歌・管絃の道。
また、有職(うしょく)に公事(くじ)の方、人の鏡ならんこそいみじかるべけれ。
手など拙からず走り書き、声をかしくて拍子とり、いたましうするものから、下戸ならぬこそ、男(おのこ)はよけれ。

(´・ω・`)「清少納言はどんなこと書いてたの?」
彡(゚)(゚)「可愛いうちの子を坊主にするなんてありえない!
だってあいつら木の端くれみたいに堅いし情もないんだもん!ってことやな」
(´・ω・`)「けっこうカゲキだね」
彡(゚)(゚)「ここだけの話、清少納言ちゃんは天パだったらしいって説があるんや……
顔よりも髪の綺麗さが重視されるような時代でそれは性格歪むやろ。
そのおかげで批判精神が育ってエッセイ爆売れってのは皮肉やな」

17: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:43:14 ID:w40
>>14
今もそういうやついそう

15: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:42:47 ID:dVk
すまんけど風呂入って来るで

16: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:43:05 ID:YFB
乙1

18: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:43:35 ID:ADN
江戸時代くらいは大して勉強しなくても読めるけど
平安時代は古文ちゃんと勉強しないと読めんよな

19: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:43:59 ID:YFB
やんごとなきってなんやねん

21: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:48:52 ID:dVk
>>19
彡(゚)(゚)「簡単に言うと高貴なことって意味や。
もとは「止む(ん)事無き」、今でいう「よんどころない」みたいな意味が語源なんや。
「放っておけないこと」→「隅に置いとけないくらいすごいこと」
→「高貴で徳が高い」みいたいな連想やな」

29: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)23:15:22 ID:YFB
>>21
はえーサンガツ
古文の教諭かなんかか?

22: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:49:04 ID:oQ6
兼好って友達と金の貸し借りとかでアホみたいなお遊びの手紙書いたりけっこうオモロいよな
妻子をポイ捨てして出家しやがるし

23: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:50:51 ID:pK7
たしかこの時代から「近頃の若いもんは」って言うとったんよな

25: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:52:25 ID:ndl
清少納言天パ説とかってどうやって天パかどうかわかるんや?

>>23
古代エジプト部運命の時代から言われとるでそれ

27: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:58:16 ID:oQ6
>>25
誰かのそれっぽい証言とかあったんじゃね
でもこの時代ってめったに髪を洗わないから、生半可な天パなら髪の油である程度は真っ直ぐになっちゃいそうだが

44: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)20:16:42 ID:iJk
>>25
彡(゚)(゚)「なんかの本で読んだんやが書名は忘れてしもうた
すまんな」

>>27
彡(゚)(゚)「大河の平清盛では天パの女の子が結婚式のとき、髪を濡らして焼けた石に巻いて和紙で包んでって
古代のヘアアイロンみたいなことしてまで真っ直ぐにするシーンがあったから
剛毛やと難儀したんやろうなぁ」

そろそろ始めるでー

24: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:52:03 ID:5kC
狛犬のエピソードやるまでは続けちくり~

34: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)01:11:24 ID:iJk
とりあえず今夜は>>24であがっとた狛犬の話で終いや

26: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)22:54:57 ID:pft
これは良スレ

28: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)23:12:37 ID:dum
こんなちょっと教養のある人のツイッターみたいなもんやったんか
しかしそれが数百年語り継がれるとかすごe

30: 名無しさん@おーぷん 2015/11/09(月)23:50:55 ID:dVk
>>22
彡(゚)(゚)「わりとぐう畜やからな
差別的な発言とかもあるから嫌な人は注意やで」

>>24
彡(゚)(゚)「了解やで、
他にもやってほしいエピとかあったら言っちくり」

>>29
彡(゚)(゚)「まさか……まあ教師目指してはいるけどな」
(´・ω・`)「それお前がクソみたいな私大文系だから教免採んねえと
仕事ねえだけだろ」
彡(゚)(゚)「おお……」

ぼちぼち再開するで

31: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)01:00:48 ID:iJk
彡(゚)(゚)「もし人間が死なないでずっとだらだら生き続ける生きもんやったら、人生に面白みなんてないやろなぁ。
人生は決まってないから面白いんやで。
そもそも人間ほど長生きするもんもおらんやろ。すぐ死んでしまう虫と比べたら一年って長さでも立派なもんやで。
それで満足できないっちゅうんなら、そいつは千年生きられたとしても満足できへんやろうな。
不老不死でもないのに、しょうもなく老いぼれて何をしたいんやろか。
『荘子』のいう通り40くらいで死ぬのが一番やで。
それ以上生きたら、恥もなくなるし、みじめなカッコでも構ってもらおうと人前に出てくようになる。
死ぬ前は子どものことが気になって孫の代まで……なんて長生きしたくなる。
平穏に生き延びることに必死でその内風流さとかも感じなくなってしまうんや。情けない話やで」


(´・ω・`)「厭世的だね、でも40っていくらなんでも早すぎない?」
彡(゚)(゚)「昔は40で長寿のお祝いをしてじじばば扱いになったんや。
その分平均寿命も短かったし、不摂生は皮膚病で今の40とは比べモンにならなかったそうや。
ある映画で今の60歳は昔の30歳なんて台詞があったけど、今はどんどん老人になるまでが長くなってるんやな」

32: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)01:10:48 ID:iJk
すまんな、所用で延びたで

7段
あだし野の露消ゆる時なく、鳥部山の煙立ち去らでのみ住み果つる習ひならば、いかにもののあはれもなからん。
世は定めなきこそいみじけれ。
命あるものを見るに、人ばかり久しきはなし。
かげろふの夕べを待ち、夏の蝉の春秋を知らぬもあるぞかし。
つくづくと一年を暮すほどだにも、こよなうのどけしや。飽かず、惜しと思はば、千年を過すとも、一夜の夢の心地こそせめ。
住み果てぬ世にみにくき姿を持ち得て、何かはせん。命長ければ辱多し。
長くとも、四十(よそじ)に足らぬほどにて死なんこそ、めやすかるべけれ。

そのほど過ぎぬれば、かたちを恥づる心もなく、人に出で交らはん事を思ひ、夕べの陽に子孫を愛して、さかゆく末を見んまでの命をあらまし、ひたすら世を貪る心のみ深く、もののあはれも知らずなりゆくなん、あさましき。

彡(゚)(゚)「あだし野の露は化野念仏寺にあった墓についた水滴、鳥部山の煙は鳥辺山通妙寺の火葬場の煙で、
どっちも死や儚いものを例えてるんやな。
(´・ω・`)「すぐ死んじゃう虫の例には、消化器官を持たなくて食事もとれないからすぐ死んじゃうカゲロウと、一夏しか生きられない蝉だ出てるね」
彡(゚)(゚)「ここでいう命長ければ辱多しは荘子の引用やで」

33: ■忍法帖【Lv=0,作成中..】 2015/11/10(火)01:11:07 ID:CRG
漫画で読む徒然草は後醍醐天皇叩きまくってて草

36: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)01:27:03 ID:iJk
彡(゚)(゚)「丹波っていう今で言う京都府亀岡市に出雲ってとこがあったんやが、島根の出雲大社が新しくそこにお社を築いたんや。
そんで秋、志田の何とかって奴が聖海上人とかその他ぎょうさん誘って「ぼたもち作ったるからお参り行こうやって言いだしたんや。
お参り行って、みんな信仰に目覚め出したんやで。
普通狛犬って向かい合ってるもんやろ?そのお社の前にあるのはお互い後ろ向いとったんや。
聖海上人はこれを見て
(*^◯^*)「これはとっても珍しいんだ!これには何かとっても深いわけがあるんだ!
それに気付かないなんて残念な奴らなんだ!」って感極まったんや。
みんなもせやな、とか土産話にしたろ、とか話してて、上人が物知りそうな坊さん捕まえて訳を訊いたんやで。
そしたら
(´・ω・`)「ああ、これ?近所のガキが勝手にイタズラしていっつも後ろ向けちゃうんだよ。
参っちゃうね」クルー
って直してどっか言ってしもうたんやと。上人の涙も無駄だったって話や」

(´・ω・`)「上人って偉いんだよね?なんでこんな馬鹿なの?」
彡(゚)(゚)「……まあ、深読みしすぎるのもよくないっちゅうことやな」

37: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)01:30:36 ID:iJk
第236段
丹波に出雲と云ふ所あり。大社を移して、めでたく造れり。
しだの某とかやしる所なれば、秋の比、聖海上人その他も人数多誘ひて、『いざ給へ、出雲拝みに。かいもちひ召させん』とて具しもて行きたるに、各々拝みて、ゆゆしく信起したり。
御前なる獅子・狛犬、背きて、後さまに立ちたりければ、上人、いみじく感じて、
、『あなめでたや。この獅子の立ち様、いとめづらし。深き故あらん』と涙ぐみて、
、『いかに殿原、殊勝の事は御覧じ咎めずや。無下なり』と言へば、各々怪しみて、『まことに他に異なりけり』、『都のつとに語らん』など言ふに、
上人、なほゆかしがりて、おとなしく、物知りぬべき顔したる神官を呼びて、『この御社の獅子の立てられ様、定めて習ひある事に侍らん。ちと承らばや』と言はれければ、
『この御社の獅子の立てられ様、定めて習ひある事に侍らん。ちと承らばや』と言はれければ、
『その事に候ふ。さがなき童どもの仕りける、奇怪に候う事なり』とて、さし寄りて、据ゑ直して、往にければ、上人の感涙いたづらになりにけり。

彡(゚)(゚)「これは最近やと中学校で習うとこもあるみたいやな」

51: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)20:52:16 ID:ryH
>>37
これは習ったことあるわ

52: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)20:52:32 ID:M8v
>>51
ワイもやわ

38: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)01:31:08 ID:iJk
彡(゚)(゚)「見てくれてサンキューガッツ。明日はもうちょい頑張るで」

39: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)01:40:23 ID:1jj
>>38
サンキューいっち
期待しとるで

40: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)01:43:45 ID:bnJ
お、ええスレあるやん

年寄りがとぜん無いって言うとぜんは徒然やで

45: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)20:24:36 ID:iJk
彡(゚)(゚)「ホンマは同じ考えの奴と世間話して、ええこともあかんことも隠さず話せたらええんやけど、
そないな奴はおらんから、相手に合わせて気を遣うっちゅうんは一人でおるのと変わらんくらい寂しいもんやで。
話す内容もホンマやなあ、って納得できるような価値あるもんなら別やけど、
ちょっとでも相手と考え方が違うと言い争いになる。
せやな、ってお互い妥協できれば何となくは慰められるんやけど。
あかんのは愚痴り方の合わんやつや。
しょうもない話する分にはええけど、そんなんホンマの親友とはかけ離れとると思うとやり切れんもんやで」

46: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)20:26:14 ID:iJk
12段
同じ心ならん人としめやかに物語して、をかしき事も、世のはかなき事も、うらなく言ひ慰まんこそうれしかるべきに、さる人あるまじければ、つゆ違はざらんと向ひゐたらんは、ただひとりある心地やせん。
たがひに言はんほどの事をば、「げに」と聞くかひあるものから、いささか違ふ所もあらん人こそ、
「我はさやは思ふ」など争ひ憎み、「さるから、さぞ」ともうち語らはば、つれづれ慰まめと思へど、
げには、少し、かこつ方も我と等しからざらん人は、大方のよしなし事言はんほどこそあらめ、まめやかの心の友には、はるかに隔たる所のありぬべきぞ、わびしきや。

47: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)20:32:51 ID:FW2
これは良スレ

49: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)20:41:27 ID:iJk
>>47
彡(゚)(゚)「サンキューやで。逐語訳じゃあらへんから勉強には役立たんが、
まあ、中高の古典で読む気がしなかったものの内容をさらっと見て
1,2個面白いもんがあったら儲けもんやと思ってくれや」

48: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)20:39:41 ID:iJk
彡(゚)(゚)「どこに行くんもしばらく旅するっちゅうんは目が覚める気分やで。
あっちこっち見て、田舎や山奥なんか行くと珍しいもんばっかやで。
旅行先から都に手紙で
彡(゚)(゚)「おはD。ワイがいない間もあれこれ都合よく忘れたらアカンで~」
(´・ω・`)「(うぜえ……)」なんて言ってやるのもおもろいわ。
そういうときこそ、いろんなことに気がつくようになるもんやな。
普段持ってるもんでもええもんはよく思えるし、有能な奴や美人なんかも更によく思えるんやで。
寺や神社なんかにこっそり忍び込んで籠ってみるのも楽しいなぁ」

(´・ω・`)「LINEのタイムラインやツイ垢で旅で新しい自分を見つけたアピールしてくる奴に近いかもね」

50: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)20:47:15 ID:iJk
15段.
いづくにもあれ、しばし旅立ちたるこそ、目さむる心地すれ。
そのわたり、ここ・かしこ見ありき、ゐなかびたる所、山里などは、いと目慣れぬ事のみぞ多かる。
都へ便り求めて文やる、「その事、かの事、便宜に忘れるな」など言ひやるこそおかしけれ。
さようの所にてこそ、万に心づかひせらるれ。
持てる調度まで、よきはよく、能ある人、かたちよき人も、常よりはおかしとこそ見ゆれ。
寺、社などに忍びて籠りたるもをかし。

53: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)20:56:35 ID:iJk
彡(゚)(゚)「なんとかっちゅう世捨て人が
('A`)「こんな俗世なんかに縛られるようなもん1つも持ってねーわ。
たださぁ、たまに、天から降って来るようなもんでいいんだけど、感動できることとか、そういうのだけほしいと思うね」
って言っとったけどホンマにその通りやなぁ」

(´・ω・`)「エッセイとか俗っぽいことしてるわりには基本スタンスは世捨て人に近いよね?」
彡(゚)(゚)「せやなあ、徒然草は仏教の無常観を表してるってことで『隠者文学』とか『隠棲文学』とも呼ばれるんやで。
宗教はキリスト教ちゅう違うもんでも古代西洋の哲学者もわりと厭世的やし、
時が経てば無神論にも変わるし、ある程度教養人になると生きることの底が割れてしまうのかもしれんなぁ」

54: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)20:59:08 ID:iJk
彡(゚)(゚)「狛犬のは確か高校の最近教科書に載るようになったんやなぁ。
あと有名なんは弓を習うときの心構えの話と、雪が降った日そのことに触れずにある人に手紙を出したら不風流だって叱られたっちゅう話やろか」

66: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)21:56:55 ID:ryH
>>54
教科書以外でも教材に取り上げられることは多いよな
木から降りる職人を師匠が見守る話とかもそうやっけ?

55: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)20:59:49 ID:J4u
ワイは物事のクライマックスが一番おもろいと思うんやが兼好法師は物事の始め終わりがおもろいんやって言ってるンゴねぇ…

56: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)21:00:34 ID:M8v
堀池の僧正?の話も徒然草やっけ?

58: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)21:04:46 ID:iJk
>>55
感じ方は人それぞれやからなぁ……。
軍記物の平家物語なんかはわかりやすく話の盛り上がりが設定されとるで。4
>>56
せやで

57: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)21:01:12 ID:iJk
20段
某(なにがし)とかやいひし世捨人の、「この世のほだし持たらぬ身に、ただ、空の名残のみぞ惜しき」と言ひしこそ、まことに、さも覚えぬべけれ。

彡(゚)(゚)「兼好は世捨て人に憧れてる節はあったと思うけど、俗世のことに全く興味も理解もなかったかっちゅうとそうやないで。
次はそんな話も紹介しよか」

59: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)21:06:37 ID:J4u
勝とうとしてするんやなくて負けないようするのも
土民の水車の話も馬の良し悪しを見分ける話も本殿の手前で帰った僧の話もやね
内容多スギィ!

61: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)21:22:04 ID:iJk
>>59
徒然草の他人の逸話系の話はおもろいな
物事の終わり始めがええって兼好は書いとるけどワイは後半の徒然草のが好きや

60: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)21:20:21 ID:iJk
彡(゚)(゚)「一見心ないような奴でもええことは言うもんやな。
ある荒夷(あらえびす)からガキはおるんか、って聞かれたから、いないで、って答えたら
( ´,_ノ`)「じゃあ情けなんてのも知らないだろうな。怖いことだぜ。
子どもがいてこそ全ての情けってもんがわかるんだからな」って言うとったけど、せやろなあ。
恩や愛情を知ったからこそ、こういう奴にも慈悲の心が芽生えたんやろ。
孝行心のない奴でも子どもを持ってから親の気持ちがわかるもんやで」

(´・ω・`)「荒夷って何?」
彡(゚)(゚)「東国の武士のことや。=荒くれ者ってイメージだったんやで。
この話は第142段で、割愛してしもうたが第8段では子どもなんていない方がいいってことを書いてるんや。
独身貴族でも赤ん坊の顔つきの年賀状もらうと家族がほしくなる心境かもなぁ。
ワイはそういう年賀状嫌いやけど」
(´・ω・`)「お前は孤独死がお似合いだよ」

62: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)21:33:12 ID:iJk
>>60の続きな

彡(゚)(゚)「世捨て人が天涯孤独なんは当たり前やけど、普通に肉親のしがらみの多い奴はいろんな人にへつらったり、よく深いもんやから、それを無下に見下すのはよくないで。
その人にしてみれば、ホンマに大事な親や妻子のためなら、プライドも捨てるし、盗みもするもんや。
だったら、盗人を捕まえて罪だけ罰するより、世の中の飢えたり凍えてる人のために政治をしてほしいもんやで。
安定した収入がなけりゃ安定した心も生まれん。人は困窮して盗みに走るんや。
政治がダメで、飢えて凍える人がいる限り、犯罪はなくならん。
民衆を苦しめて法を犯さしてるのに、罰を与えるのは可哀想やないやろか。
じゃあどうせいっちゅうかっていうと、お上が贅沢やめて、民衆に優しくして農業に力を入れれば、下々のもんにも利益があるに決まっとるやろ。
満ち足りた生活なのに盗みをする奴がおったら、そのときそいつが初めてホンマの犯罪者なんやで」

63: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)21:38:29 ID:iJk
142段
心なしと見ゆる者も、よき一言はいふものなり。
ある荒夷(あらえびす)の恐しげなるが、かたへにあひて、『御子はおはすや』と問ひしに、『一人も持ち侍らず』と答へしかば、
『さては、もののあはれは知り給はじ。情なき御心にぞものし給ふらんと、いと恐し。子故にこそ、万のあはれは思ひ知らるれ』と言ひたりし、さもありぬべき事なり。
恩愛の道ならでは、かかる者の心に、慈悲ありなんや。
孝養の心なき者も、子持ちてこそ、親の志は思ひ知るなれ。

世を捨てたる人の、万にするすみなるが、なべて、ほだし多かる人の、万に諂ひ(へつらい)、望み深きを見て、無下に思ひくたすは、僻事(ひがごと)なり。
その人の心に成りて思へば、まことに、かなしからん親のため、妻子のためには、恥をも忘れ、盗みもしつべき事なり。
されば、盗人を縛め、僻事をのみ罰せんよりは、世の人の餓ゑず、寒からぬやうに、世をば行はまほしきなり。
人、恒の産なき時は、恒の心なし。人、窮まりて盗みす。
世治らずして、凍餒(とうたい)の苦しみあらば、科(とが)の者絶ゆべからず。
人を苦しめ、法を犯さしめて、それを罪なはん事、不便のわざなり。
さて、いかがして人を恵むべきとならば、上の奢り、費す所を止め、民を撫で、農を勧めば、下に利あらん事、疑ひあるべからず。
衣食尋常なる上に僻事せん人をぞ、真の盗人とは言ふべき。

彡(゚)(゚)「平安の庶民の荒れっぷりは羅生門とかを想像してくれたらええ。
今昔物語集でも庶民の話をまとめてるとこに「悪行」って部があるくらいや。
今昔には他にも我が子を見捨てて逃げた母親の話が教訓として載ってたり、そのくらい自分自身が生きるのに精一杯だったンゴねえ……」

64: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)21:39:21 ID:iJk
さて、いったん中断や
重い部分をやったからかえったらちょっと面白いとこもやりたいンゴ

67: 名無しさん@おーぷん 2015/11/11(水)00:03:28 ID:P7W
菊・紅葉など折り散らしたる~
がめっちゃ記憶に残ってるわ

65: 名無しさん@おーぷん 2015/11/10(火)21:56:19 ID:uRx
ええ事言っとるなあ
昔も今も変わらへんね