486: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)00:14:16 ID:GYY
1/2
秋だから当たり前だけど、家の回りで虫の声がずーっとしてるわけだ。
家なんかとくに田舎だから、晩夏あたりからは窓開けるともう
目覚ましみたいになってるのな。

「リーリー」だか「ガシャガシャ」だかうるさくて仕方ない。
こんな中じゃとても眠れやしない。
だから少々暑くても窓閉めて扇風機つけて寝るしかないんだ。

しかし今年は特にひどくて今も窓開けると頭がガンガンするくらい鳴り響いてるのな。
で、この間びっくりしたのが「リーリー」とか「ガシャガシャ」に混じって
変な音が聞こえてくるのよ。

「ウォアー」だか「ウンンンー」だか知らないけど。
「何これ?」って思ってたら今度は「シュー」って音がしてくるのね。
新種の虫?そんなはずないよね?とか思ってたんだが、
ともかくその日はその変な音がずーっとしてた。
一晩中してた。徹夜でテスト勉強してたから間違いない。

で、その次の日の夜なんだが、音が昨日よりデカくなってた。
最初は音の主が巨大化したのかと思ったが、
途中で気付いた。音の位置が近くなってるんだ。
前の日は結構遠くの方で響いてる感じだったんだが、
なんかこの日は向かいの家くらいからしてる感じだった。


487: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)00:15:54 ID:GYY
2/2
その日は徹夜はしてないんだがやっぱり「ウォアー」とか「シュー」とか
わけのわからない音が虫の声を掻き消すように鳴り響いてたんだな。
おそらくその日も一晩中やってたんだろうと思う。

で、次の日。案の定、といえば案の定なんだが、
音が近づいてる、というか家の庭で始まったんだな。

音が始まった瞬間、うちの犬がめちゃめちゃびっくりしたように吠え出した。

だけど、音はお構いなしに、ウォウォシューシュー言ってるんだ。
流石に恐いって。
隣ん家とかならまだいいんだけど、やっぱすぐそこでやられたら困るよ。

本当は布団被って寝たかったんだが、
やっぱり人間だから音の正体を見たい恐いもの見たさもあった。
迷った末に、恐る恐る窓の外を見た。

デカい虫とかいればまだよかった。
幽霊でもまだよかったかもしれない。

目が血走ったおっさんが狂ったように殺虫剤でその辺の虫を殺しまくってた。

「ウォウォ」だかなんだかわからなかった言葉の意味は「うるさい!」だとわかった。
虫がうるさいって言って一匹一匹殺してるのよ。
恐かった。めっちゃ恐かった。

次の日庭に死骸がいっぱい落ちてた。
まあお陰で今窓開けてもそんなに虫の声しないんだけどね。

488: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)00:22:40 ID:GYY
1/3
ある夜、田中さんは猫の唸り声で目を覚ました。時計に目をやると、夜中の2時である。
声に心あたりはあった。アパートの向かいに、ゴミ屋敷とまでは言わないが、どうやって住んでいるんだろうかと訝しむような家がある。
散乱した生ゴミに寄ってくるらしく、カラスや猫がいつも家の周辺にたむろして騒いでいる。住民を見たことはなかった。

489: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)00:23:15 ID:GYY
2/3
声はちょうどドアの向こうから聞こえている。
アパートの廊下で喧嘩しているようだ。
我慢して寝ようとしたが、どうもおかしい。
かれこれ30分以上はうなり続けている。
普通、猫の喧嘩は数分の睨み合いのあと、どちらかが相手に飛びつき、一瞬で勝負は決する。
今夜は、長い。
田中さんは、明日大学のテストを控えていた。
このままでは寝られないと思い、ドアの魚眼レンズから廊下を覗こうと考えた。

490: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)00:23:53 ID:GYY
3/3
もし、廊下に猫がいたら、ドアを叩いて追い払おう…。
そう思い、音を立てずにドアに近づく。
唸り声は今も聞こえる。
ドアのすぐ近くのようだ。
魚眼レンズを覗くと、目の焦点が合っていない女が唸りながらこちらを睨んでいた。

491: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)15:11:35 ID:GYY
1/3
今から8年前、命に関わる職場いじめに遭い、
同時に自分の人格全てを否定された私は、
自殺を決行しました。

遺書と遺言(保険証書の置き場や貯金の渡り手等)を財布に入れ、
セキュリティの甘い古いマンション(賠償金が安いかと思った)の最上階の通路にいました。
酒と睡眠導入剤のおかげでラリって変なテンションで「さぁ飛ぶぞ!」と身体を乗り出した時、
ふと下を見たら…いました。先客。

でもおかしいのです。今の私と同じ髪形。同じ服。
今私が着ている服は、非売品なのです。同じ服を着ている人などいるはずがありません。
「あの世」という新天地を求めて飛ぼうとする、高揚した気持ちが一気に冷めました。

492: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)15:12:27 ID:GYY
2/3
「先客?誰?ってか何かおかしい!」
と思いながら、下をよく見ました。
死体は有り得ない方向に足を曲げ、背中から背骨を飛び出し、頭からは脳が出て…
とにかく「醜い」状態でした。血生臭い匂いと、何か焦げた様な匂いもしました。
下の匂いが届く筈もないのに。
「アレは数分後の私だ!」と気付き、「あんな姿になるならやめよ…」と自宅に帰りました。

帰ったら母が「お帰り。間に合ったね。」と言いながら頭をなでてくれました。

493: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)15:13:15 ID:GYY
3/3
母は何か知っている様子でした何も語りませんでした。

その後、職場イジメは急激に軽度化すると同時に私の仕事が認められ、
味方や友達も出来、円満退職しました。

今でも、私が飛び降りるより先に死体になっていた「私」の正体はわかりません。
ですが、「早まって自殺した私」の姿を見たおかげで今も私は生きていられます。

494: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)15:18:22 ID:GYY
祖母が老人会で万華鏡を作ってきた
でも中に閉じ込めてるホログラムが多すぎて綺麗に見えない

祖母が寝てしまってから、私と母と妹だけでこっそり中身を減らしみた
万華鏡はちゃんと万華鏡らしく綺麗な模様をうつすようになって、3人で順番に覗きあった

母と妹は先に寝てしまったけど、私はその後もひとりで覗いては上を向いたり揺すったりして万華鏡で遊んでいた
そうしているうちにふと思いついて、覗き口と反対側に手をあてて光を塞いで覗いてみた
すると万華鏡の向こう側に映った自分の目が見えた
つやつやした黒目が万華鏡の中で何倍にも増えて、黒いお花みたいだった

面白いなぁと思ってたけど、覗いているうちになんとなく怖くなって、母と妹を起こして二人にもやるように勧めた
ところが2人は何も見えないと言う
まさかと思いながら自分でもう一回覗いて、色々動かしてみたけど今度は何も見えなかった

後から考えたら構造的に自分の目が見えるわけないよなぁとほんのり

495: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)16:33:55 ID:GYY
男のアパートの窓からは、近所の動物園のゴリラの檻が見えた
うだつの上がらない浪人生である男は、暇さえあればゴリラを眺めていた
檻には二匹のゴリラがいたが、
いつからか、心の中でゴリラの会話をアテレコするようになる

すると奇妙なことに、ケンカをするようなアテレコをするとゴリラはケンカし、
仲良くするようなアテレコをすると仲良くしだした

予備校やバイト先などでストレスを貯めていた男は、
ゴリラたちに檻の中が不満だらけであるようなアテレコを行う

やがてそのアテレコは過激さを増し、飼育係の女性への殺意にまで至る
「あの人間を殺してやろう」とアテレコすると、なんとそれは現実に起こる
アパートの窓からそれを見ていた浪人生、さすがに怖くなって布団をかぶって震える

すると、頭の中にいつものアテレコ口調で声が響く

「この部屋だな」「いつもジロジロ見てやがって」

「手足をちぎってやろうぜ」


496: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)17:11:12 ID:GYY
1/4
マンションを探していた時に「6年前に首吊りがあった物件」がありました。
住人の男性が家族が留守中にクローゼットで首をつって亡くなって夕方戻った家族に発見されたそうです。
その後も、ご家族が住んでいましたが、奥様が田舎に引っ込むのを機に手放すことになったそうです。
過去にそういう痛ましい事があったということは、告知義務があるから不動産屋さんは必ず言わなくてはいけないそうです。
もちろん、価格はかなり安くなっていましたが、なかなか買い手も借り手もつかず、空き部屋のまま長いそうで、勧められるまま、不動産屋さんと一緒に見に行きました。

オカ板の事故物件の心霊話しなどを思い浮かべてビビっていたんですが、いざはいったら意外なくらい明るくて気持ちのいい部屋で、一気に気に入ってしまいました。
部屋の中は綺麗に改装されていて、事故のあったクローゼットは撤去され、その分部屋が広くなっていますと説明されました。
手が出る値段だったのも大きかったと思いますが、立地、部屋の向きや階層など「まさに思い描いた部屋」だったんです。
不動産屋さんは物件の一つとして話のタネ程度で見せたつもりだったようで、私があまりに気に入った様に少し引き気味だった気もします。

夫はもともと心霊現象を信じていないので、後日にその物件を見せたところ大変気に入りました。
ただ、やはりそういう事故があった部屋だというのは私自身はどこかで引っかかっていて(見たことないけど、幽霊とか出たら怖いですし)
事情ありのためか、中古販売でも賃貸でも、どちらでもOKという条件で、持ち主からそこの不動産屋さんに委託された物件だったので
不動産屋さんの提案で「まずは賃貸契約を結び(事故物件価格で家賃安め)、その後購入する場合は敷礼を値引きに当てる」約束になりました。
いくら一目惚れでも勢いで買ってしまうより、お試し期間付きの方が安心だし、買うより借りる方が心理的なハードルは低いので、話はスムーズに進んで、ドタバタと引越しをしました。

夫婦ふたりで3LDKだったので、事故のあった部屋は夫が仕事の資料を置いたり、来客が使う予備部屋にしました。
夫婦でご近所に挨拶周りをして、オカ板で見たような「え・・・あの部屋の新しい住人!?」「実はあそこの部屋って・・・」みたいな怪しげな展開もなく、ごく普通に新生活がスタートしました。

502: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)17:41:42 ID:VRC
>>496
このサトウキビの話好きだw
死んだお姉さんが別の幽霊シメるやつも好き

497: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)17:12:42 ID:GYY
2/4
私は在宅の仕事で一日ほとんで家で過ごすのですが、引っ越して半月ほどして気がついたのが、夫の仕事部屋のドアが半開きになってることがあるんです。
仕事部屋は玄関のすぐ横だったので、朝に玄関で見送る時はそのドアのすぐ前に立ってるので、開いてれば気がついて閉めるはずなんです。
中古だし、空家が長かったから湿気で立て付けが悪いのかな、とも思いましたが、やっぱり「事故のあった部屋」だと思うとちょっと気になるんです。
ドアが空いていた時に中をのぞきましたが特に何かあったわけではなく、問題のクローゼットがあった場所にはダビデ像(ディスプレイのもらいもの)が人型の帽子やマフラー掛けとして立っています。
あとは蛇とイグアナ(ペット)の水槽と、本棚とPCデスクだけの部屋なんで何かが隠れてる気配とかはありません。
その後もドアが半開きのことがありましたが気にしないことにしました。

その頃から変な夢を見て、仕事部屋のダビデ像がうちの夫への愚痴を言い続けてるんです。
毎回同じ夢で、服の趣味が悪い、部屋の趣味が悪い、ペットが気味悪い...等など言いたい放題言われ、
挙げ句の果てには頭頂部が禿げてるから、夫なんか捨てて自分に乗り換えろと無茶言われて
毎度そのへんで私の堪忍袋の緒が切れて、なんかサトウキビ(夢の中なんで)を引っこ抜いて束ねたものでダビデをぶっ叩いて殴り倒して目が覚めます。

起きると汗びっしょりだったり息が上がっていてリアルすぎる夢で、眠るたびに疲れてました。
まあ夢は夢なんで、どうしようもないんで水飲んで寝直してました。
あんまりしょっちゅう夢に出てくるんで「ダビ男(ダビデ像のこと)」と呼び名をつけて「ダビ男がまた出た」と朝食の席で笑い事にしていました。

498: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)17:13:55 ID:GYY
3/4
それから少し経って、夫が交通事故に会いました。
怪我自体は大したことはなかったのが不幸中の幸いですが、病院のベッドでやっぱり事故物件のせいかな・・・といつになく気弱な発言。
仕事部屋で寝ると、時々変な夢を見ると言い出しました。
私のダビオの夢の影響なのか、寝てるとダビ男が胸の上に乗って見下ろしているので息苦しくて起きて部屋を変わるそうです。

なんとなくダビ男に腹を立てながら帰宅して、夫は入院なので一人で眠ったら、ダビ男が夢に出てきました。
顔見たらめっちゃ腹が立って、愚痴なんか聞かずにサトウキビで殴って殴って、逃げるのを追い回して殴って、
なぜか「どっかヨソに行きなさいよ!」と何度も怒鳴りながら殴っているうちに、ダビ男の腕がぽきんと折れ、見る間にガラガラと崩れたのを崖から投げ捨てて、
あたりを箒とちりとりで綺麗にして目が覚めました。
流石に怖いので、夜中に仕事部屋を覗く気にはなれなくて、そのまま寝なおしました。

翌日、夫の姉がお見舞いがてら寄ってくれて出雲の神社の砂が入ってるお守り袋をお土産にくれました。
そこの砂は汚れを払う効果があるから「事故物件って聞いてたから、これをあげようと思っていたけど遅くなった」と言われました。
気になる場所においておけばいいと言われたので、紐を長くしてダビ男の首からかけておこうと、部屋に行ったら、ダビオの腕がポキンと取れていました。
ハンガー代わりにいろいろ掛けていたから重さに耐え兼ねたにしても、タイミング良すぎにびびりつつ、紐を長くしたお守りを首からぶら下げて部屋から出ました。

499: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)17:15:10 ID:GYY
4/4
その後、夫はスムーズに退院して腕が折れたダビ男は粗大ゴミに出しました。
ダビオを撤去したあとは変な夢も見なくなりました。

やっぱり気のせいだったのね、ということで、購入する方向で話を進めていたところ、
マンション隣室でお子さんが不安定になってるとかで、親しくなった隣室の奥さんから「神主さんがお祓いに来るのでびっくりしないでね」と言われました。
事故物件を借りる時にお祓いを勧められたんですが、私も夫もそういう知識がないのでしないまま入居だったので
購入するならしないといけないかもなぁ、と考えて興味津々で待ち構えていました。
神主さん(神社の格好そのまま)が二人来て、隣の部屋に入って行って、特には何も聞こえませんでした。
結局その少しあとに、夫の仕事の関係で急な引越しをすることになり、購入しなかったおかげでスムーズに異動できました。

私たちが借りていた物件は、我が家によく遊びに来ていた知人が引き次ぐ形で賃貸入居して、その後購入しました。
知人の話では、お隣のお子さんは今も引きこもってしまっているそうで、隣の奥さんが「(子供が)おじさんの幽霊が出る」と怯えているそうです。
隣の奥さんは、私たちや知人夫婦が、この部屋で過去に自殺があったのを知っているか確かめたがってるようだった、と知人の話です。
知人一家は全く不可思議なこともなく、マンションで楽しく暮らしています。

思い返せば特になんということもないのですが、どうしてあんなにあの物件が好きだったのかも含め、不思議な思い出です。

500: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)17:15:52 ID:ZSy
>>1の体験談とかない?
(前レスみてないのであったらスマソ)

501: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)17:29:37 ID:GYY
>>500
残念ながら零感なもので
死ぬまでに一度は体験してみたいものです

503: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)20:05:40 ID:GYY
川原を散歩してたら、草むらの中からオッサンが出てきた。
Tシャツと短パン着た汚いハゲのオッサンで、私と目が合った瞬間に
腕を掴んで草むらに引きずり込んだ。
1メートルくらいの高い草むらなので、屈むと外からは見えなくなる。
私が声を上げると、オッサンが手に持った包丁を見せて来た。
「声出すな、殺すど。」
近くで見たオッサンは、目が死んだ魚みたいで狂ってる気がした。
半ベソでガタガタ震えていると、オッサンは私を草むらの奥に向かって
ズンズン連れ込んで行く。

向こう側は堤防になっているはずだったが、草むらを抜けると知らない
村みたいな集落になっていた。
「え?」と思ってオッサンを見ると、オッサンもポカーンとしていた。
二人でその光景を眺めていると、小屋みたいな所から突然大勢の人間が
飛び出して来て、こっちに押し寄せて来る。
ボロボロの服を着て、顔は歪んで意味不明の大声を上げて怒ってる様な
雰囲気だった。
驚いたのか、オッサンの手がゆるんだので私はオッサンを押し倒して一人で
草むらに逃げ込んだ。
後ろでオッサンの悲鳴が聞こえたけど、私は草むらを走り抜けた。

草むらを出ると、元の川原だった。
誰にも言えないでいると、何日かして川原で自殺体が見つかって大騒ぎに。
死んだのは、そのオッサンみたいだった。

504: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)20:17:04 ID:ch9
>>503
ホモ物かと思って警戒してしまった

505: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)20:33:19 ID:GYY
1/3
オレが子どの頃の話お盆の頃だった思う。

オレはひとりで祖父母んちに遊びに来てた。
祖父母んちってど田舎なんだけど、そのど田舎さが子供のオレには最高に楽しかった。
じいちゃんが釣った魚が入ってる魚籠を眺めたり、川で初めて見たウナギに興奮したり田んぼに入ってドジョウ捕まえたり、まあ楽しかった。

あっという間に日が暮れて、それでオレはじいちゃんと一緒に家に戻ってきた。
やっぱ、はしゃぎすぎてたんだと思う。
家に戻ると、疲れが出たのか、とにかく眠たい。
その日は寄り合いかなんかで、ばあちゃんがいなかったはず。
理由はよく覚えてないけど、とにかくばあちゃんがいなかったのは覚えてる。
それで、オレがじいちゃんに眠たいって言ったら
「ばあちゃんまだ戻ってこんし、そしたら、飯までねとくか。」
そういことでじいちゃんが仏間に布団引いてくれて、オレはひとり、仏間に寝ることにした。

多分気絶するように寝てたんだろうな、目を覚ました瞬間、いまが何時か検討もつかない感じだったはず。
ただ、庭の窓からまだ夕暮れのオレンジ色の日光が差してたから、まだ夜ってわけじゃなかった。

506: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)20:33:53 ID:GYY
2/3
半覚醒状態でオレは布団から上半身だけ起こして、庭をボーッと見てた。

時間が経つに連れ、頭も戻ってきて、そしたら、お腹がすいてることに気が付いて、布団から出ようと、一瞬振り返ったときに気が付いた。
なんだ?ってのが正直な感想。
怖いとかまったくなかった
オレの後ろになにかいる、そのことに気が付いたオレはゆっくりと首を回して、そいつを見る。

女だった。
着物をきて正座してる。
ただ、変だった。
オレはそいつが変な理由を確かめるために、布団から出て、女の真横へ
髪の長い若い女、目とか鼻がない白い女で着物をきて正座してる。
オレは今度その女の真っ正面へ。
そしたら、その女は見えなくなった。
オレはいるはずの女の真正面に座り、頭だけ動かして、斜めからソイツを見た。そしたら、確かに女がいる。

(すげええええ!!!!めっちゃ薄い!!!)

感動した。いまなら怖いんだろうけど、その頃のオレは田舎の珍しい生き物感覚でソイツを見てたんだと思う。
幽霊は薄っぺらいんだとわかって、オレは感動してた。
オレはもう一度、女の真横に座る。
真横に座ると、薄いとかまったく気が付かない。

(すげえ!!すげええ!!)

そんな感じで、オレはひとり感動していると、幽霊の頭が動き出した。
ゆっくりと動いて、オレの方を向こうとしてる。
動くに連れ、段々のっぺらぼうな顔が消えていって、オレの方を向いた瞬間、完全に消えた。
首はなんていうか、紙をねじったみたいになってるから、こっちを顔がこっちをむいてるってのは分かる
でも、顔は見えない。

(幽霊って平べったいんだ…。)

507: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)20:34:14 ID:GYY
3/3
怖いなんて感情は一切なかった。なんか感動してた。

そしたら、仏間のふすまが開いて、「飯出来たぞー」って声が聞こえた。
じいちゃんだった。
オレは今のこの感動をじいちゃんに伝えたくて、
「じいちゃん、今幽霊みよったよ!!ここにいよるんよ!!」って言ったら
じいちゃん、ニヤリと笑って、
「まだ○○<オレの名前>はちいちゃいから、お手つきできよんかったんやな。」
って言った。じいちゃんの言ってる意味がわかからなかったんだけど、言ったことはハッキリ覚えてる。

ただ、そのときのオレはじいちゃんが幽霊のこと気が付いてないと思って、後ろ振り返って、じいちゃんに教えてやろうとしたんだけど、その女はもういなかった。

そのあと、じいちゃんにあの幽霊のこと色々聞いたけど、教えてくれないまま大往生してしまった。

お手つきってのがなにかわからんかったけど、多分じいちゃんは知ってたんだろうなぁ。
ばばちゃんとか、その他家族に聞いても、全然知らないみたいだったし。

オチとか全然ない話なんだけど、なんかこの話書いてて、すんげえ懐かしい気持ちになった。

508: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)21:36:17 ID:pxV
桜金造の隙間の女を思い出した

509: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)22:36:05 ID:GYY
1/3
ついこないだの話だけど、すげぇ怖い体験をした。
他の人の経験と比べると大したことないかもしれないけど、今でもビビってる。

三日くらい前の事。
深夜12時すぎくらい、車運転して家に帰る途中だった。
街灯もそれなりにあるどこにでもあるような国道。
信号が赤に変わって普通に停まったのよ。前にも一台、同じように赤信号で停まってた。
夜だから乗っている人なんか黒い塊でしか見えないんだけど、前に停まってる助手席か後部座席のやつ、右に左にすっげぇ激しく揺れてた。
音楽に乗ってみたいな感じじゃなくて、それこそキチガイじみた動き。
そういう感じのDQNなのかなーとか思って、ちょいと顔を拝みたくなったんだ。
そんで追い抜きざまに車ん中見てみた。

510: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)22:37:19 ID:GYY
2/3
そしたらさ、居ないんだよ。運転席のオッサン以外だれも。
軽くパニクった。今まで怖い話を聞いたり読んだりすることはあっても、実際に体験することはなかったし。

そんで、さっきのは気のせいかと思って、もう一回その車の後ろに付いて車内を見た。
そしたらやっぱり居た。左右に激しく動く黒い塊。
その後ちょうど前の信号が赤になって二台とも停まったんだけど、相変わらずそれは揺れてる。

停まってる間に嫌なことに気づいてしまった。
車の中の人が激しく動いたりするとさ、車も一緒に小刻みに揺れたりするじゃん?
その車さ、動いてもないのよ。停まってるだけ。

511: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)22:39:47 ID:GYY
3/3
それ気づいた瞬間に、もう俺恐怖でいっぱい。
追い抜いて今までのは見なかったことにして急いで帰ろうと思った。
ずっとその黒い塊から目を離せずにいたんだけど、その車追い抜く為に車線変えた瞬間に左右の動きがピタッと止んだ。
その変化が余計怖くて、ぐっとアクセル踏み込んで猛スピードで抜いた。

抜いてからちょっと走ってると、車がピーッ!ピーッ!て鳴り出したのよ。
ビクッとなったけど、シートベルト着けろってってやつって理解。
もちろん自分は着けてたから、たぶん助手席に置いてる荷物のせいかなと思って、荷物の位置ちょっと変えたら音も止んだ。
タイミングがタイミングなだけに、荷物のせいと思ってももう半狂乱。心臓バクバクのまま急いで帰った。

それからというもの、もう色々怖い。
部屋の隅とかなんか居る気がして見ちゃう。背中とかなんか居る気がして怖い。
風呂も怖くてゆっくり入ってられない。気のせいなんだと思うんだけど、そんな気がしてしまう。
幽霊見える人とかすごいな、ほんと。
俺はたったこんなけのことで一杯一杯だわ。
オチとかないんだけど今も怖い。

512: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)22:53:58 ID:GYY
1/4
東海道線を熱海から函南(熱海→函南→三島)の間に丹那トンネルと言う入り口から出口まで5-10分位かかる長いトンネルがあります。
伊豆半島に点在する町は田舎である為、大きなデパートはありません。
デパートに買い物に行く為には沼津、又は、小田原まで行かなければなりません。

お金のある人たちは、東京や横浜まで行っているようですが、私は、沼津のデパートでの買い物が主になります。
熱海から普通列車に乗って沼津へと向かうのですが、途中、丹那トンネルを抜けなければなりません。

その時は、4人掛けの席に1人で乗っていました。
車両には人がほとんどいなくて自分のボックスの後ろ側に労務者風も男の人が顔を下に向けて寝ていました。
トンネルにはいると、騒音とトンネルの中の独特な臭い(カビ臭さ?)が車内に充満します。
窓側の席に座り、窓側に寄り添ってトンネルの外をぼんやりと眺めていました。

トンネルの中は、待避所と言いますかドーム型の奥行き50cm位
(トンネル内を歩いたことがないので正確にはわからないが)
ところが数メートルの間隔で数十カ所作られています。
その近くには電灯も点いているので暗いトンネル無いですが中も見えます。

513: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)22:54:50 ID:GYY
2/4
トンネルの半ばに差しかかった時でしょうか、一つのドームにヘルメットをかぶった作業員風の男の人がいました。
ヘルメットには懐中電灯がついていて、”つるはし”を持っていました。
電車はかなりのスピードで走っているのですが、何故、その男の人の顔はハッキリ見えていたかは余り気にしませんでした。
目と目も合ってしまいました。

「トンネル工事の人だ。」

と思いました。
更に進んで何個か目のドームにも男の人がいました。
この時は、驚きました。
さっきの男の人です。
この時も、顔はハッキリ見えています。
また、目が合いました。
電車は走っているので、顔が前から後ろに向く様になりながらも目と目が合っています。
お互い意識し合う様にドーム内の男の人もこちらを目で追っているのがハッキリ分かります。

514: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)22:56:16 ID:GYY
3/4
「何かおかしい。」
と思いました。
暫く行って同じ事がまた起きました。
本当に怖くなって、窓のブラインドを降ろしトンネル内を見ないようにしました。

そろそろ、トンネルも出口に近づいてきて、
「早く、明るいところにでたいな」
と思っていました。
そのうち、社内のアナウンスで次の停車駅の到着の事を放送しました。出口はもうすぐです。

すると、後ろのボックスの労務者風の男の人が立ち上がり私のボックスの前を通り過ぎました。
何気なく通路を横切るその男の人を見ました。その男の人は、ヘルメットをかぶり、”つるはし”を持っています。
そうです。さっきトンネル内にいた男の人だったのです。
その男の人は、歩きながら笑みを浮かべて、こちらを向き
「どう。怖い。」
と言って歩いて行きました。
”ゾクッ”
全身に戦慄が走り男の人を見ないように、思わず下を向いてしまいました。
そのまま見ていたら何か大変な事になると思ったからです。
その直後、電車はトンネルを抜けました。
車内は、昼間の明るさが蘇ったので”ホッ”とし、おそるおそる男の人の歩いていった方を見ましたが、そこには誰もいませんでした。
昼間の出来事なので、トンネルを出た時点でほとんど怖さが無くなっていました。

その後、何事もなかったように買い物を済ませました。
帰る時には夕方になっていたし”丹那トンネル”を通って帰りたくなかったので、その日は新幹線で熱海まで帰りました。

515: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)22:57:28 ID:GYY
4/4
後から聞いた話ですが、丹那トンネルは、
大正7年3月に着工され昭和9年12月に開通した延長7841メートルのトンネルで、
この間延べ250万人が工事にたずさわり、
昼夜兼行の作業で67人の犠牲者を出し、
特に大正14年4月に東口坑口(熱海側)より3000メートル奥で大崩壊があり
16人が殉職したそうです。

現在行う様な工事と違って想像を絶する難工事だったのでしょう。
この男の人が出たのもトンネルの半ばの所だったので、この大崩壊で殉職された16人の中の1人でしょうか?
この体験までは気が付きませんでしたが、
熱海側のトンネル入り口の上には”丹那トンネルの殉職碑”があり、
その近くには、”丹那神社”がありました。

あの男の人は、その言動から自分が幽霊と言うことを自覚しているようなので何か言いたいことがあるのか、
ただのいたずらのつもりだったのか定かではありません。

不思議な体験でした。

517: 名無しさん@おーぷん 2015/05/13(水)23:52:20 ID:GYY
高校の時、パソを教えるためだけに学校の外から男の人がきてて
結構面白い人だったので仲良くなって放課後何人かでパソコン室で話をしていたんです。
サーフィンをやってる~とその人は言っていて、最近海に鮫が出ていたので、危ないよ~と皆で忠告しました。

その数日後、その時雑談した何人かとチャリで海沿いを走っていると先生がサーフィンをしていました。
皆で浜辺に下りて、オーイ!オーイ!と手を振ったりして
先生はプカプカ浮きながら手を振り返してくれたりしていたのですが
波で見え隠れしていた先生がチャプッと沈みました。
潜っちゃった~と笑っていたのですが、次の瞬間先生は水面に顔を出し
物凄い勢いで真横にザーッと動きました。

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意味がわからずボーッとしていると先生の周りの水面が段々赤くなっていき…
砂浜にいるみんなの空気が一つの考えにまとまっていくのが見えるように感じとれました。
そこからはもう悲鳴と絶叫と泣き声と訳がわからなくなり
気がつくと先生の仲間が先生を助けに行っていました。
砂浜に上げられた先生の体からは喰いちぎられた跡があるのに全然血が出ていませんでした。

引用元: ・【怪談】怖い話【都市伝説】